カップトリートメントの注意点と禁忌事項

施術を受ける際の注意点と禁忌事項

カップトリートメントで用いる「カッピング」は比較的安全な施術ですが、吸引という特性上、体調や既往歴によっては適さない場合があります。施術を受ける前に必ずご一読いただき、ご了承の上お申し込みください。

1. 施術後の変化と対処法

  • 跡(紫斑)の出現:施術後、カップを置いた場所に赤色から紫色の丸い跡(吸い玉痕)が残ります。これは血流が滞っていた部分に強く出やすく、通常3日〜10日程度で自然に消えます。この跡は施術の効果の目安とされることが多いですが、目立つ部位に施術する場合は、予定を考慮して受ける必要があります。
  • だるさや眠気:血行が急激に良くなることで、一時的にだるさ(好転反応)を感じたり、眠気を感じることがあります。施術当日は激しい運動を避け、ゆっくり休むようにしましょう。
  • 水分補給:血行が良くなり老廃物の排出が促されるため、施術後はいつもより多めに水分を補給することが推奨されます。
  • 安静:施術後24時間は激しい運動やサウナ、飲酒、日光浴などは避けてください。
  • 間隔:施術間隔は、皮膚の紫斑が消えてからが目安となります。

2. 施術が適さない人(禁忌事項)

以下のような状態にある方は、カッピングの施術を受けることができません。

分類具体的な状態理由と注意点
血液・血管系重度の貧血、血友病などの出血性疾患、重度の高血圧症動脈硬化症静脈瘤が目立つ部位出血や血栓形成のリスクを高める可能性があります。
皮膚の状態施術部位に炎症(日焼け、湿疹など)外傷皮膚感染症悪性腫瘍がある場合症状を悪化させる恐れがあります。
妊娠妊娠中(特に腹部や腰部)施術が体調に影響を与える可能性があるため、主治医や施術者に確認が必要です。
発熱・体調高熱がある、極度に体力が低下している、飲酒直後体に大きな負担をかける可能性があるため避けてください。
その他ペースメーカーなどの医療機器を装着している場合、医師から薬を処方されている方 食後すぐ(満腹)の方施術部位や吸引の強さについて慎重な判断が必要です。

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